『凶悪』…記者の藤井が収監中の死刑囚から、警察も知らない首謀者についての告発を受け、取り憑かれるように取材に没頭していく。
このページでは『凶悪』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
濡れ場・見どころ・感想なども紹介していますので、作品の簡単な概要だけ知る事も出来ます。
目次
映画『凶悪』はどこで見れる？
凶悪を配信しているVODは以下になります。
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映画『凶悪』あらすじ
史上最悪の凶悪事件。その真相とは?
ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。それは獄中の死刑囚(ピエール瀧)から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は”先生”と呼ばれる人物(リリー・フランキー)であること、”先生”はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた『明朝24』の記者・藤井(山田孝之)は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく……。引用：凶悪 DMM TV
映画『凶悪』基本情報・キャスト
製作：2013年製作・日本・ドラマ、サスペンス、エロ、レイプ、（2013年9月21日）+R15
監督：白石和彌
脚本：白石和彌、高橋泉
出演者：山田孝之、ピエール瀧、池脇千鶴、リリー・フランキー、白川和子、吉村実子、小林且弥
映画『凶悪』見どころ2選！
実在した事件を映画化
本作は、実際に起きた「上申書殺人事件」を描いた、ノンフィクションベストセラー小説「凶悪-ある死刑囚の告発-」を、若松プロダクション出身の白石和彌が映画化したクライムサスペンス映画です。
ストーリーは、雑誌記者の藤井が、死刑囚の須藤から「先生」と呼ばれる首謀者の存在を告発されます。藤井は「先生」の存在を暴くために取材を開始し、凶悪な事件の真相が明らかになっていくというもの。
特に山田孝之、リリー・フランキー、ピエール瀧ら主役三人の演技が素晴らしく、注目してみてほしいです！ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で戦う藤井と、須藤と先生の凶悪さを、見事に演じきっています。
取材過程での過去と現在の切り替えの描写なども素晴らしく、様々な要素で私達を夢中にさせてくれる作品となっています。
実際に起きた事件に基づいた作品↓
何かに取り憑かれたように…
作中では、山田孝之演じるジャーナリスト藤井が、須藤の告発をもとに、真相を追い求めていきます。最初は、半信半疑だった彼ですが、真相を追求していくうちに、事件へとのめり込んでいってしまいます。
母親に殴られたり、介護で疲れ果てている妻に助けを求められても一切取り合わず、事件を追うのが「楽しかったんでしょ？」と言われる始末…生きている妻ではなく、既に死んでいる被害者たちを重視する姿は、狂った正義、犯罪者たちの凶悪さに取り憑かれているようでした。
先生に「本当に私を殺したいと思っているのは、須藤でも被害者でもなく(お前だ）」と藤井が言われるシーンは、視聴していた我々にも向けられているようでドキリとしました。
取り憑かれた幽霊に犯される↓
映画『凶悪』のヌードやエロい濡れ場シーン
ピエール瀧と2人の絡み
本作では、2名の女優がピエール瀧との見事な濡れ場を演じています。
1人目は須藤の舎弟である日野の彼女役を演じている、元AV女優の範田紗々です。過去にSOD大賞の最優秀新人女優賞や優秀女優賞などを受賞しており、そんな元人気AV女優が体を張った演技をみせてくれます。
彼氏の目の前で手を縛られ須藤と五十嵐にレイプされ、必死に命乞いをする姿は、かなりそそられるものがありました。彼ら2人にNTRされるなんて、怖くて抵抗できずに絶望するしかないですよね。
更には覚醒剤を行為中に無理やり打たれ、悶絶する姿は眉唾ものです！やはり元AV女優だけあってかなり場数を踏んでいるので、特殊なシーンにも関わらず、艶かしく魅せる演技は流石でした。
AV女優の題材にした映画↓
2人目は須藤の内縁の妻役の松岡依都美です。
彼女と須藤のSEXは前述したレイプシーンとは異なり、凶暴性が見えず愛し合ってのものです。その後の彼女への取材でも彼のことを悪く言っておらず、2人の間に愛があったと感じることが出来ます。しかし幼い子供が勉強しているすぐ横で激しくヤッていて、こちらもまた特殊な状況です。
撮影時にも実際に子供の横でヤッていたなんて話もあり、役者だけでなく監督までぶっ飛んでいる事が分かります（笑）
映画『凶悪』予告編
映画『凶悪』感想
リリー・フランキーの怪演
先生こと木村孝雄を演じた、リリー・フランキーの演技は凄まじかったです。見た目は害のなさそうな落ち着いたおじさんですが、本性は１番凶悪でした。無邪気にはしゃぎながら、悪事を働く姿はまさに凶悪そのもの！
特に印象的なのは、保険金目当てにおじいさんを殺そうとする場面です。電気ショックにスタンガン、さらにウォッカを1瓶を一気させたりと残忍過ぎました。
死体を解体し燃やした後にクリスマスパーティーをしたりと、常軌を逸した行動の連続にはドン引きです…苦しんでいる姿を見ているときのニヤついた表情も恐ろしかったです。
終いには仲間であるはずの須藤を騙し、彼が１番信頼していた舎弟を勘違いで殺させるという鬼畜っぷり。「老人たちが金に変わる、まるで油田だよ」なんて発言をする、彼のターゲットにだけは絶対になりたくないですね（笑）
この作品を視聴して、先生という役は彼にしかできない、正にハマり役だと改めて実感しました。
リリー・フランキー出演の尾行映画↓
告発の本当の目的
本作で刑務所の中から未解決事件の真相を告発する須藤。作中では圧倒的な残虐性を見せていた彼ですが、当初の告発の目的は、復讐心からでした。
しかし、真の目的は自分の死刑執行を遅らせるためで、これまでの彼のイメージとは正反対に感じました。潔く罰を受けろと思ってしまいましたが、あれだけ残忍な男でもやはり死は怖いものみたいですね…。
裁判では彼の「キリスト教に入信した、神様は生きて償えと言っている」だなんて発言が飛び出し、かなりムカついてしまいました（笑）藤井は彼に正義を執行するため、必死に真実を暴いてきたのに、その結果が彼をつけあがらせ勘違いした発言を許してしまうだなんて、狂った正義の末路は残酷なものでしたね。
人様の命はおもちゃにし簡単に奪い去るのに、自分は人1倍生への執着が強い…なんとも憎たらしい男でした!
映画『凶悪』まとめ
本作では、私達も藤井とともに事件の真相を追っていく体験ができました。
視聴している私達も藤井と同じように、いつの間にか凶悪な考えに取り憑かれてしまう、心の奥底を見透かされているような作品です、特に主役３人の演技は素晴らしく、実在した凶悪な事件を再現できるのは彼らしかいないと、誰もが納得できるものでした！
自分の中の凶悪さを知ってみたい方は、ぜひご覧になってみてください。
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＊ 紹介した作品の各VODの配信情報は2025年2月のものになります。
