『アルビノ』…自分の性自認に悩み続けていた女性が、ある女性との出会いをきっかけに性が開花していく作品です。
このページでは『アルビノ』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
濡れ場・見どころ・感想なども紹介していますので、作品の簡単な概要だけ知る事も出来ます。
目次
映画『アルビノ』の無料視聴方法
『アルビノ』を配信しているVODは以下になります。
| U-NEXT | ○ |
|---|---|
| Hulu | × |
| DMM TV | ○ |
| 楽天TV AV見放題 | × |
| TSUTAYA DISCAS | △ |
映画『アルビノ』の視聴にオススメなのはDMM TV
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映画『アルビノ』あらすじ
場末の配管工会社に勤める屋島(不二子)は、「女」である事に違和感を抱えたままの日々を過ごしている。女でいるために男に抱かれたりもしてきたが、足るに至らない。
ある日、屋島は仕事である家を訪ねる。そこには、中年の父親と若い娘、九(真上さつき)が住んでいる。九の粘ついた視線に戸惑う屋島。
配管作業中にチラチラ視線を交わすうち、両者の目線は同じ粘度に発酵していく。やがて、まるでそれが必然であるかのように、2人は触れ合い、激しく求め合うようになっていく。
九と体を重ねることで初めて屋島は自分の中の「女」を受け入れることができるようになっていく。
しかし、ほどなく屋島は九とその父親の姦淫を目撃してしまう。欲望と嫉妬は、すべてのバランスを崩していく―。
映画『アルビノ』基本情報・キャスト
製作：2016年製作・エロ、レズ、恋愛、近親相姦 +R15
監督：亀井亨
脚本：亀井亨
出演者：不二子、真上さつき、幸将司、YOSHIHIRO、齊藤光司、谷川みゆき 他
映画『アルビノ』見どころ2選！
自分の性を認められない葛藤
本作は女性である事に違和感を抱きながら生きている女性が、仕事を通じて出会ったある若い女性と深く愛し合う作品です。若い女性は実の父親から性的虐待を受けており、ある日女性が2人の淫らな行為を目撃してしまったことで、嫉妬や欲望に突き動かされていく様子が見所の1つです。
これまで自分の「性」を抑えながら生きてきた女性が、ある若い女性との出会いをきっかけに、抑えていた本来の気持ちがどんどん抑えられなくなっていく様子が生々しく描かれています。
日本とロシアの百合映画↓
真上さつきが表現する体当たりの演技
本作では、性自認に葛藤する女性である屋島役を映画『赤い玉、』にも出演している不二子、実の父親から性的虐待を受けている九役を真上さつきが演じています。それぞれ難しい役柄である上、ヌードや濡れ場が多いシーンを体当たりで演じています。
特に、真上さつきが「本当の愛情」が分からないまま、手探りながらも屋島にぶつけている様子がなんとも痛々しく、同時に愛おしさが溢れて、観ていてどんどん彼女の演技に引き寄せられてしまいました。それに対し屋島は彼女に出会うまで自分が女性であることに嫌悪感を感じていましたが、彼女からのアプローチによって、自分の性を受け入れていきます。
しかし、彼女たち2人の世界ではありません。お互い自分達の生活や人間関係があります。どうすればありのままの自分で生きられるのか、目の前にある壁をどうすれば超えられるか葛藤する様子にもぜひ注目してください。
映画『アルビノ』のヌードやエロい濡れ場シーン
男性と交わることへの嫌悪感
九は実の父親から性的虐待を受けていました。父親に服を脱がされ、いやらしい手つきで触られ、まるで玩具のようにぞんざいに扱われている様子が生々しく描かれています。父親に挿入される瞬間、九が目の色を失う瞬間は、人生そのものを諦めてしまっているかのようで、視聴していて大きな喪失感を抱いてしまう人も多いのではないでしょうか。九も拒絶すれば良いのに、感情を上手く処理できず父親と共依存のような関係になっていました。
それに対し屋島は、職場の男性に無理矢理強姦されてしまいます。何度も拒絶した挙句、男性に暴力を振るわれ、顔中血まみれになって、前戯もろくにないまま射精されて終わります。2人に共通していることは男性に対し抵抗できない無力感、非力さです。その分、屋島と九が求めあうシーンがより艶めかしく映り、観ていて強烈に引き付けられました。
父親に性的虐待されるJK↓
濃厚なキスシーン
作中では濃厚なキスシーンが何回も登場します。同性同士のセックスは挿入ができない分、キスで「つながり」を感じているのようでした。キス1つ1つに彼女たちの想いが色濃く現れている上、触れ合う唇と絡み合う舌が妖艶で、男女のセックスシーンとはまた違った生々しさを感じました。
冒頭のキスシーンは、お互いの気持ちを恐る恐る確かめている様子が伝わってきますが、屋島が自分の性自認を自覚してから九に大胆に求めるキスはまるで男性が女性にキスをしているようでした。
決して交われない2人が絡まる時間
九は父親とのセックスに使われたティッシュを台所の配管に詰まらせることで、屋島が逢瀬に向かうきっかけを作ります。そして逢瀬を重ねるたびに、彼女達は濃厚に求め合います。しかし、彼女達は決して「交わる」ことができません。その分、キスをしたり、クンニをしたり、強く抱きしめたりと、同性ゆえの濃厚な時間が描かれています。
普段、過酷な生活をしている彼女達にとって、深く絡まっている時間だけが本当の自分でいられる時間なのかもしれないと思いました。
映画『アルビノ』感想
歪な三角関係
作中、九が父親にクンニされている様子を屋島が目撃してしまい、見届けるシーンがあるのですが、観ているこちらまで息が詰まってしまいそうになりました。
本来なら修羅場になるはずなのですが、屋島はずっと見届けているんです。まるで九を見守るかのようです。そして襖の隙間から手を伸ばし喘いでいる九の手を握ります。九は屋島の存在に気づき手を握り返します。手と手から繋がる温度感や安心感がこの歪な関係を解いてくれるような気になってしまい涙が止まらなくなりました。
衝撃のラスト
作中では2人の葛藤や彼女達を取り巻く人たちとの関係性が描かれているのですが、最も衝撃的なのは作品の終盤です。
なんと、屋島は九を救うために彼女の父親を殺してしまうのです！九と屋島は結ばれてハッピーエンドかと思いきや、最悪のバッドエンドが待ち受けています。九はまるで父親の後を追うように自殺してしまいます。きっと、九は本当の愛情が分からないなりにも父親を愛していたのでしょう。だからこそ、何度叩かれても、何度体を貪られても抵抗しなかったのかもしれません。1人取り残されてしまった屋島は、九の服を脱がせて冷たくなった彼女の裸体を強く抱きしめます。本来なら異常とも言えるこの行動も、屋島の抱える背景を踏まえると、美しく儚く映り、強く印象に残りました。
映画『アルビノ』まとめ
映画『アルビノ』は、性自認が異なる女性と本当の愛情が分からない2人が愛し合う物語でした。
出会わなければ、きっとお互い感情をさらけ出すことのないまま生きていたのかもしれません。2人の関係性を通して、本当の愛情とは何なのか考えさせられます。濃厚なラブシーンがありますが、男女ともにおすすめしたい作品です。
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＊ 紹介した作品の各VODの配信情報は2025年1月のものになります。
