『欲動』…不治の病を抱えた夫の死が目前に迫り、すれ違いが頻発するようになった妻との性愛を描いた作品です。
このページでは『欲動』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
濡れ場・見どころ・感想なども紹介していますので、作品の簡単な概要だけ知る事も出来ます。
目次
映画『欲動』の無料視聴方法
『欲動』を配信しているVODは以下になります。
| U-NEXT | ○ |
|---|---|
| Hulu | × |
| DMM TV | ○ |
| 楽天TV AV見放題 | × |
| FANZA 見放題chデラックス | × |
映画『欲動』の視聴にオススメなのはDMM TV
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映画『欲動』あらすじ
ユリとその夫・千紘は千紘の妹・九美の出産に立ち会うため、バリを訪れた。 異国で出産する九美にとって2人の存在は心強かったが、その一方で心臓に重い病を抱える千紘にとってこの旅は危険を伴うものだった。和やかな再会を喜んだのも束の間、死の淵に立たされた不安から千紘は、看護師であるユリの冷静な振る舞いに対し苛立ちをぶつけるが…
引用：欲動 DMM TV
映画『欲動』基本情報・キャスト
製作：2014年製作・日本・ドラマ、エロ、不倫（2014年11月22日）R15＋
監督：杉野希妃
出演者：三津谷葉子 斎藤工 杉野希妃 コーネリオ・サニー トム・メス 高嶋宏行
映画『欲動』見どころ2選！
不治の病に苦しむ夫婦
映画『欲動』は、ふだんは女優としても活躍する杉野希妃が監督を務め、日本人の旅行先としても人気なバリ島を舞台に不治の病に苦しむ夫とその妻、自然の中で揺れ動く人間の感情と、抑えきれない欲望を描いた作品です。
物語は、不治の病に苦しみ結婚生活に行き詰まりを感じているユリと千紘が南の島へと逃避行することから始まり、表面上は穏やかに見える２人の日常の中で、互いの隠された感情が徐々に露わになっていきます。南国の豊かな自然や開放的な雰囲気に誘発されたのか、それぞれの心の奥底にしまい込んでいたはずの欲望や葛藤が露わになり、千紘は死への恐怖から彼女にキツくあたってしまったり、ユリは日々我慢していた性欲が爆発し現地の男と不倫に走ったりと、ドンドンメチャクチャになっていってしまう二人の関係に大注目です！
海を目指し逃避行する物語↓
オールバリロケ
映画『欲動』のもう一つの魅力と言えば、全編バリ島で撮影されたことです。日本人の憧れとも言えるバリ島の美しい風景に爆発的に増えている人口、物語のテーマである「生と死」「欲望と再生」を表現するのにぴったりの場所だとも言えるでしょう。
途中途中で入る現地住民達による伝統的な音楽とダンスも印象的で、死の雰囲気が漂い暗い気分になったり、途中で眠くなってしまってもハッと目が覚めるほどの迫力に溢れた音と映像は、観終わった後も必ず記憶に残ること間違いなし！
その場面が挿入されるところも物語の転換点だったり、主人公たちが浜辺を散歩するシーンでは、夕暮れ時のオレンジ色の空と波打ち際が、彼らの感情の揺れ動きとリンクしていて美しい表現と演出となっています。
また、マーケットでユリが新しい服を購入し、現地の店で着替える場面など、バリの豊かな文化と風土が生活の中に自然に溶け込んでいることが感じられ、現地の人々とのふれあいや、南国特有ののんびりとした空気感が、二人の関係性に新たな視点を与える役割を果たしています。
全編台湾の金門島で撮影された作品↓
映画『欲動』のヌードやエロい濡れ場シーン
命がけのSEX
今作の濡れ場で印象的だったのは物語のクライマックスに近い場面で、三津谷葉子演じるユリと千紘が激しく求め合う「命がけのSEX」でしょう！
ユリは九美の出産を見届けた後、感情が揺さぶられ自分自身の中で何かが崩れ落ちたように感じ、これまで抑えてきた欲望と孤独感が一気に溢れ出し千紘に迫ります。ユリが服を脱ぎ捨て襲いかかるようにして彼の腰の上に跨るシーンでは豊か過ぎる双丘が現れ、全男が眼を奪われること間違いないはずです。
千紘の身体のことを思い出しふと我に返る場面では、裸のまま嗚咽を漏らす彼女を正面から見ることができ、しゃくりあげる度に揺れるおっぱいに夢中になってしまい、泣いている彼女のことをそっちのけにしてしまいましたが…きっと見てもらえば分かるはずです…。
映画『欲動』予告編
映画『欲動』感想
生と死
『欲動』の中で繰り広げられる「生と死」のテーマは、物語の重要な要素の一つでした。新しい命の誕生として描かれた九美の出産シーンでは、ユリが九美の手を握り励ます姿が命の尊さを感じられる素晴らしいシーンではあるのですが、一度横を見れば死がすぐそこまで迫り死臭をプンプン放っている千紘がおり、死への恐怖と生の喜び対象的な２つの要素が入り混じる瞬間です。そして、出産を無事に終えた後、ユリと千紘が愛を再確認するように激しく求め合うシーンでは、生と死が隣り合わせに存在することが感じられます。ユリが千紘の上に襲いかかるかのようにまたがり、激しく腰を振ろうとする姿は、彼女が新たな生命の誕生に触発され、生と死に直面したことで、自分の存在や生命そのものに対する激しい渇望を表現しているといえるでしょう。
また、千紘が海へ向かい、ユリを呼びながら波の中に消えていくラストシーンは、死への憧れとユリをずっと呼び続ける様子から生への執着、２つが同時に描かれており生と死が交錯する瞬間の人間の感情を何度も感じられるような作品でした。
すれ違う夫婦
今作では、ユリと千紘という夫婦のすれ違いが物語の中心にあります。冒頭、ユリが結婚指輪を外していたことに気づき、慌ててはめ直すシーンは、彼女の心が既に夫から離れていることが感じられ初っ端から先行きが不安になる気持ちにさせられました…
また、千紘が彼女に「死に慣れ過ぎているのが嫌だ」と言っていて、作中では看護師だから慣れているという解釈をされていましたが、彼女の「いなくなるって、どんな感じなんだろう」と呟く場面から、彼女の孤独感がしっかりと感じられ、まだ彼の死が迫っている現実を受け止めきれていないだけのような気もしました。
クライマックスの千紘がユリを抱きしめ二人が互いに激しく求め合うシーンで、一度は失いかけた絆を取り戻せそうな気もして気分が上がりましたが、その後の浜辺でのシーンでは再びすれ違う二人の姿が映し出され、完全には埋められない溝があることが示され気分はだだ下がり…ジェットコースターに乗っているような気分でした。
映画『欲動』まとめ
映画『欲動』は、南国の美しい風景を背景に、夫婦のすれ違いや生と死という重厚なテーマを描いた作品でした。
全編を通して、自然が人間の感情を映し出す鏡のように機能し、登場人物たちの内面を映し出していたのが心に残っており、バリ島の豊かな自然と文化が物語に独特のリズムと色彩を与えバリ島に行ききたくなってしまいました。
また、物語の中で生と死が交錯する瞬間が何度かあり、人間の本質に迫る深いテーマを探求する見応えのある映画だったと言えます。
＊ 紹介した作品の各VODの配信情報は2024年9月のものになります。
