『二十六夜待ち』…過去に苦しむ女と過去を失った男の恋愛映画です。
このページでは『二十六夜待ち』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
また、あらすじ・見どころ・ネタバレなども紹介していますので、作品の概要だけ知る事も出来ます。
Contents
映画『二十六夜待ち』の無料視聴方法
『二十六夜待ち』を配信しているVODは以下になります。
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Hulu | × |
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FODプレミアム | × |
TSUTAYA DISCAS | △ |
映画『二十六夜待ち』の視聴にオススメなのはU-NEXT

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映画『二十六夜待ち』あらすじ

東日本大震災で何もかもを失ってしまった由美(黒川芽以)は、福島県いわき市内の叔母の家へと移り住んで引き篭もりのように暮らしていましたが、自身の状況を変えようと思い立って、街の片隅にある小料理屋でパートとして働くことを決意します。
小料理屋の店主の杉谷(井浦新)はとても無口で、何を聞かれても自身の過去については一切語らないミステリアスな男でしたが、店はいつも常連客で繁盛しており、由美は慌ただしく働きながらも次第にやりがいを感じ始めていきます。
ある晩、由美が営業終了後に片付けをしていると、杉谷がゆっくりと近づいてきます。そして、恐る恐る由美の頬に手を伸ばすと、すがりつくように由美の身体をきつく抱きしめます。由美は、そんな杉谷のことを受け入れて、優しくキスをします。二人は体を重ねて愛を交わそうとしますが……途中で杉谷は苦しみ出して、行為を中断してしまいます。
実は、杉谷は8年前に記憶喪失の状態で保護されていて、「自分が消えてしまうんじゃないか」という恐怖に日々怯え続けながら生きてきたのでした。
過去を忘れたい由美と、過去を失った恐怖に苦しむ杉谷。
二人の恋の行方はどうなってしまうのか──。

映画『二十六夜待ち』基本情報・キャスト
製作:2017年製作・日本・恋愛(2017年12月23日)R18+
監督:越川道夫
原作:佐伯一麦
出演者:井浦新、黒川芽以、天衣織女、鈴木晋介、杉山ひこひこ、井村空美、山田真歩、鈴木慶一、諏訪太朗

映画『二十六夜待ち』見どころ3選!
フルヌードで挑んだ黒川芽以の女優魂!

『問題のない私たち』(2004)で沢尻エリカを抑えて主演を演じ、『グミ・チョコレート・パイン』(2007)で童貞主人公が憧れる女子高生ヒロインを演じていた黒川芽以が、全てを脱ぎ捨ててR18+の濃厚なベッドシーンに果敢に挑んでます!かつては清純派だった彼女も、気づけば出演した映画・ドラマ・舞台は100作以上になり……もはや実力派女優と呼ぶにふさわしい存在ですね。本人曰く、20代最後の集大成を詰め込んだ作品ということで、女優魂の籠もった演技は必見です!
朝ドラ女優・宮地真緒のフルヌードに体当たりで挑む↓

井浦新の役者魂もすごい!
映画デビュー作の『ワンダフルライフ』や『空気人形』で是枝裕和監督に育てられ、かつ社会派監督の巨匠である故・若松孝二に鍛えられ……今やすっかり日本映画界に欠かせない俳優となった井浦新が、全ての記憶を失った男という難役を見事に演じきっています!そんな彼でさえ、本作のラブシーンはこれまでのキャリアの中で一番生々しいものであり、大きな挑戦となったそうです。ある意味で黒川芽以よりも全裸シーンが多いので、井浦新ファンは大必見です!

長回しによる官能シーン!

本作は、井浦新と旧知の中であるカメラマン(ドキュメンタリー出身で是枝裕和監督や河瀬直美監督作品を手がけている)による撮影だったため、撮影中の井浦新の提案によって、セックスシーンはドキュメンタリー的に長回しで撮影するスタイルになったそうです。「長回しの方が気分が乗ってくる」と黒川芽以もインタビューで答えているように、演技派俳優二人が作り上げた、激しくて生々しいほど濃密な男女の愛の交わりは見応え十分です!
見ごたえのある長回しのある映画↓

映画『二十六夜待ち』予告編
(120秒予告)
(120秒DVD予告公式)
(東京国際映画祭舞台挨拶)
映画『二十六夜待ち』ネタバレ
由美と杉谷の恋の結末は…

8年前に保護される以前の全ての記憶を失っていた杉谷でしたが、彼の手だけは料理を覚えていたので、その板前の技術を生かして小料理屋を営みながら暮らしていました。しかし、自分が何者なのか分からず、時には生きているのか死んでいるのかもわからなくなってしまうほどの孤独に苦しんでいたのです。
心に深い悲しみを抱えた由美と杉谷は、互いの心の傷を癒そうとするかのように惹かれ合っていきますが、何度セックスに挑んでも、その最中に湧き上がってくる悲しみに杉谷はどうしても耐えきれず、最後まで続けることができません。
杉谷は自身の過去へ向き合うことを決意し、由美を誘って過去の手掛かりを探し出すために東京へと向かいます。しかし、杉谷の過去については何もわからないまま時間は過ぎてしまいます。落ち込む杉谷でしたが、「8年分の記憶が溜まっているのだから、それでいいと思う」という由美の優しい言葉に心救われます。
その晩、東京のホテルの一室で、由美と杉谷は激しいセックスをし、ついに身も心も結ばれます。窓の外には二十六夜の月が出ていて、その月を眺めながら二人は、これからの二人の将来について話し始めます。
そして、今日も小料理屋には、由美と杉谷がいつもと同じように仲睦まじく働く光景が広がっています──。
映画『二十六夜待ち』感想
悲しみに向き合う物語…

ある精神科医が言っていたことですが、まさに東日本大震災のような大きな悲しみを経験してしまった時に、その悲しみに向き合えるようになるまでの時間と、そこから立ち直る時間は人それぞれ異なるんだそうです。
本作では由美も杉谷も共に大きな悲しみを抱えていて、偶然二人が出会い、同じ時間を共有していく中で、ゆっくりと互いの悲しみを癒していきます。井浦新の提案によって結果的に長回しという撮影スタイルに至ったというのも、本作のテーマである傷が癒えるまでのゆっくりとした時間を表現するには最適であり、必然だったんじゃないでしょうか。
二十六夜待ちとは…

江戸時代の代表的な月見には、十三夜、十五夜、二十六夜の3つがあって、「中秋の名月」として現代でも馴染み深い十五夜を中心に、翌月の十三夜を「後の月」、前月の二十六夜を「二十六夜待ち」と呼んでいたそうです。
(二十六夜待ちは、真夜中に出る月を待ちながら飲み食いする“納涼お月見イベント”だったとか…)
江戸時代の人々が、二十六夜の月を見るためにゆっくりと時間をかけて過ごしたように、本作で由美と杉谷が結ばれるためにはゆっくりとした時間経過が必要だったのであり、同時にそれは、まさに東日本大震災で悲しみを背負った人々の心の傷が癒えるには、長い時間かかるということを表しているわけです。
(だから、決して急がずに、これからも被災者に寄り添う姿勢こそが求められているんだと思います)
人間の本質とは…
例えば、カンヌ国際映画祭パルム・ドール作品『アデル、ブルーは熱い色』や、2019年キネ旬邦画ベスト1の『火口のふたり』と同様に、本作でも孤独や不安を抱えた主人公たちは、どうしても身体的接触を求めずにはいられません。


何も言わずにいきなり由美を抱きしめ、押し倒してしまう杉谷の行動は、今のご時世だと大問題な気もしますが……それでも、触れずにはいられない本能的な欲求が杉谷の中にはあったわけで、それと同じ欲求を由美も持っていたからこそ、暖かく杉谷を受け入れることができたんですよね。
コロナ禍の状況で“密になること”が制限されている今だからわかることですが、人間とは本能的に“密”を欲してしまう生き物なんです!(2020/05執筆)
(だからと言って、孤独な僕がいきなり誰かに杉谷と同じ風に抱きついたならば、セクハラで訴えられて即終了だけども…)
映画『二十六夜待ち』みんなの評価
最終日に駆け込みで『二十六夜待ち』@テアトル新宿。なんというか、むちゃくちゃ良かった。。。冒頭から最後まで、映画の時間と物語の時間、そしてこちらの呼吸がピッタリ重なり合う稀有な作品かと。そして黒川芽以こんな素晴らしかったっけ⁈ 余韻に浸りつつ、越川監督に直接感想伝えてきました。 pic.twitter.com/IYEj4c09TH
— Eiji Kobayashi (@e_covi) January 12, 2018
二十六夜待ちを見た感想
「いいなぁ(井浦新とあんなことやこn)」 pic.twitter.com/qWgUvXywNE
— ゆでたまご屋🥚 (@373_cco) October 22, 2019
『二十六夜待ち』の感想メモ
序盤の杉谷と由美の関係が動き出すパート、片付けをする由美を部屋の入り口から一歩ひいて杉谷が見ているあのシーンがたまらなく好き。入り口の『境界』を越えて一歩踏み出す足と縋る手が色々印象的なのに、部屋に入る前の顔は見えないという絶妙な立ち位置がとても好き
— 四(作業中) (@dsg4sak) April 15, 2018
朝ドラによって井浦新にハマってしまったので、『#二十六夜待ち 』を観た。なんでいきなりこの作品を見ちゃったんだろう。ときめきがやばい!
寄り添うような、クラリネットの素朴な音色もいい。とてもエロいのに、心に火が灯るような優しい映画だった。— ちかっぷ (@mama_chicup) June 11, 2019
全体が庶民的であるけれど、登場人物が上品。
エロスだけど、愛と哀しみと深みを感じて下品にならない。
そして生と性を感じる。日を跨いでも静かに興奮とパワーが漲ってくる。
こんな感情になった映画は初めて。
出逢えて良かった。— 子羊のロースト (@kohitujiroast) April 4, 2018
映画『二十六夜待ち』まとめ
悲しみを背負った男女の切ない恋愛映画です。例えどんなに辛い境遇にいようとも明けない夜はないと言います。だったら、その夜を昔の人がお月見をして楽しんだように、いかにポジティブに楽しめるかが試されている時ではないでしょうか。
僕は独り身で、恋人もいず、孤独に耐える日々が続いていますが……いつか来る夜明けと素敵な出会いを信じて、「これからも映画を見続けていこう!」と誓いました(笑)
* 紹介した作品の各VODの配信情報は2020年7月のものになります。