『女教師』…不良少年たちによって強姦された女教師が、実行犯である少年と事件をもみ消そうとする学校に立ち向かっていく様を描いた、ロマンポルノ作品です。
このページでは『女教師』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
また、あらすじ・見どころ・ネタバレなども紹介していますので、作品の概要だけ知る事も出来ます。
Contents
映画『女教師』の無料視聴方法
『女教師』を配信しているVODは以下になります。
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FODプレミアム | ○ |
TSUTAYA DISCAS | △ |
映画『女教師』の視聴にオススメなのはU-NEXT

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映画『女教師』あらすじ

音楽教師である田路は、放課後の教室で一人ピアノの練習をしています。そんな彼女のもとに、学生服の怪しげな五人組が向かっていました。それに気づいた国語教師である瀬戸山が後を追うと、彼らは田路を後ろから襲い、そのままレイプしてしまいます。その中には札付きの不良である、江川の姿がありました。その一部始終を目撃していた瀬戸山でしたが、彼らを止めることなく、ただただ田路が犯されている姿に興奮するのでした。
田路はすぐに校長のもとに相談へ行きます。また、彼女は袋を被せられていたため犯人の顔を見ていませんでしたが、声から犯人の一人が江川であることを特定します。
それを受け、校長をはじめとした管理職員の間で話し合いの場が設けられます。ことを荒立てたくない校長たちは、事態を穏便に済ませるべく、田路が警察へ行くのを引き止めようと考えます。それに反対したのは生活指導主任の影山だけでした。
田路は同じ学校の教師の浅井と交際していました。彼にも事件について相談しますが、彼もまた学校に悪評がつくことで自らの立場が危ぶまれることを恐れ、警察へ行くのを反対するのでした。
現場を目撃していたのにも関わらず止めなかった瀬戸山は、実は事件の主犯である江川の母と愛人関係にありました。彼は支援を受ける代わりに、江川が起こしてきたこれまでの不祥事をもみ消してきたのでした。今回も事件を闇に葬るため、証拠である田路が被せられたビニール袋を処分してしまいます。
田路は警察へ行くのを諦めて、また学校へと出勤します。しかし、彼女に対して生徒や他の教師たちがよそよそしく接するのでした。というのも、田路の方から生徒を誘惑したという噂を何者かが流していたからです。
彼女は、唯一事態を重く受けとめている生活指導主任の影山に相談します。影山は彼女をスケープゴートすることで学校側が事態を収めようとしている現状について話します。そして今はじっと耐えるしかないことを彼女に忠告するのでした。
噂の出どころを探るべく、瀬戸山は江川に話を聞きに行きます。すると事件を目撃していたのは瀬戸山だけでなく、もうひとりの女教師である佐藤も見ていたことが発覚します。
瀬戸山が佐藤の家まで行って問いただすと、彼女は田路が交際していた浅井に気があり、嫉妬のために噂を流したことが分かります。そして田路が犯される現場を思い出した二人は、興奮して激しく身を重ねるのでした……。

映画『女教師』基本情報・キャスト
製作:1977年製作・日本・エロ、レイプ、ドラマ(1977年10月29日)+R18
監督:田中登
脚本:中島丈博
出演者:永島暎子、宮井えりな、樹木希林、絵沢萠子、境美紀子、森みどり 他
映画『女教師』見どころ3選!
ロマンポルノが描いてみせた濃厚な人間ドラマ!

本作は実際の事件をモデルすることで有名な小説家、清水一行の同名作品を映画化した77年制作のロマンポルノ作品です。監督はこだわりの映像で定評がある田中登、脚本は手掛けた作品が何度もキネマ旬報ベストテンにランクインした経験を持つ名脚本家、中島丈博が務めます。
まさに最強と呼ぶにふさわしい布陣で制作された本作は、他のロマンポルノ作品と一線を画する非常にダークでシリアスな、そして社会的なテーマがはっきりと語られる作品となっております。演技やストーリーも非常にレベルの高いものとなっており、リアルな人物たちが織りなす人間ドラマは、観客のモラルに直接訴えかけてくるような凄みがあります。
ロマンポルノファンのみならず、映画ファンなら誰しもその重厚な物語に引き込まれるはず。ロマンポルノにストーリー性を求める方は必見の作品です!
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腐敗した学校教育の現場を赤裸々に描き出す!

本作は学校の教育現場の現状を赤裸々に、そして過激に描き出します。主人公の女教師である田路が、男子生徒たちに強姦された事件を契機に、学校内部の腐敗しきった現状が次第に暴かれていく…。
そしてその強姦事件は、誘拐、さらには殺人事件へと発展していきます。本来なら子どもたちを正しい道に導くはずの大人たちが、自らの保身のため、教育の本質を見失い、モラルを軽んじていく罪深さ……制作されたのは70年代ですが、現代でも十分通用する、この普遍的なテーマを扱う本作は、今見ても非常に価値のある作品と言えるではないでしょうか。
強姦した過去を持つ男の物語↓

実力派俳優たちの名演技!

ドラマやテーマ性に重きをおいた作品だけあって俳優たちの演技も皆超一流。レイプ被害者の女教師を演じるのは永島暎子。事件を揉み消そうとする腐敗した学校組織に次第に追い込まれながらも、必死に立ち向かっていく芯の強い女性を説得力のある自然な演技で見事に演じきっておりました。本作の彼女の演技は業界内でも高く評価され、エランドール賞新人賞も受賞しました。
またレイプ犯の中学生、江川を演じた古尾谷雅人の鬼気迫る演技にも注目です。レイプ犯ながらも罪悪感から贖罪を行い、モラルのない大人たちへの怒りから次第に狂気に駆られていく様を、デビュー作とは思えない迫真の演技でやってのけました!彼はこの作品から名脇役としての俳優キャリアがスタートさせ、同監督作品の『丑三つ村』での強烈な演技に繋がっていく布石が本作でもうすでに出来上がっていました。
ロマンポルノの枠にもはや収まらない、熱量を感じる彼らの迫真の演技にぜひ注目してください!
「強姦の美学」とまで言われた名優が演じるレイプ映画↓

映画『女教師』予告編
捜索中です!見つけ次第掲載します!
映画『女教師』ネタバレ
事態は思わぬ展開に…強姦事件の結末は…

何もしない学校側にしびれをきらした田路の弟の恵二は、学校に出向き、江川の顔を教えるよう影山に要求します。瀬戸山も突き出すようにいいますが、彼は引率として修学旅行に行っていたのでした。
修学旅行の最中、突然江川が姿を消します。必死に探し回る瀬戸山のもとに江川の母から電話がかかってきました。彼女の話によると江川は誘拐され、身代金を要求されているとのことでした。
息子を心配する江川の母は、犯人の要求どおり身代金を受け渡しにいきます。受け渡しが終わるとすぐに江川は開放されるのでした。
一方でそのころ、浅井と佐藤が惨殺された状態で発見されます。それを受けて瀬戸山は学校に急遽戻るように校長に言われるのでした。
田路は自殺未遂を図り、病院で療養していましたが、無事回復して、恵二と暮らすアパートへと帰ってきます。しかし恵二は、江川の身代金を持っていました。田路は何があったのか彼を問いただします。
誘拐事件は、罪悪感を持っていた江川が田路に金を渡すために計画した狂言誘拐だったことが恵二の口から明かされます。江川と偶然街で出くわした恵二はその計画に協力したのでした。
また、もう一つの事実も明らかになります。佐藤と浅井を殺したのも彼らだったのです。事件を目撃していたのに何もしなかった教師たちの怠慢に腹を立てての犯行でした。殺される直前、浅井は瀬戸山も目撃していたことを明かします。
それを聞いた江川は瀬戸山を呼び出し、彼も殺害しようとします。車に乗って江川から逃げる瀬戸山でしたが、勢い余って彼を轢き殺してしまうのでした。
今回の事件を受け、教育という現場がいかに恐ろしい状態になっているか痛感したことを話す田路と影山。しかし二人はそんな現状を打破するためにも、教壇に立ち続けることを誓うのでした。
映画『女教師』感想
重厚な人間ドラマ

『女教師』なんてタイトルだから、てっきりエロい先生が童貞中学生を筆おろしするような作品だろうと期待してしまう人も少なくないと思います(笑)(僕もそうでした…)
しかしその期待はいい意味で裏切られます!開幕直後の壮絶なレイプシーンで、本作が単なるエロに終始した色物映画でないことはすぐに分かります。
そしてレイプされた被害者である女教師、犯人の不良中学生、事件をもみ消そうとする学校組織の三つ巴の争いが次第に発展し、後半は血を血で洗うバイオレントな展開に突入していくという怒涛の物語は、文句なしに引き込まれました!
各俳優たちの演技も素晴らしく、人間が普遍的に持つ欲深さや浅はかさを自然に表現した、人間臭い登場人物達が非常に魅力的です。
特にちょい役ですが、教育職員組合員の役で出演していた樹木希林の演技のリアルさには心底震撼させられました!主人公の女教師を完全に見下し、噂を鵜呑みにして悪者に仕立て上げようと、理路整然と追い込んでいくシーンはリアルな“嫌らしさ”を体現していて、死ぬほど恐ろしかったです……彼女はこのワンシーンのみの出演ですが、この作品のテーマである権力による弱者の黙殺を象徴する非常に鮮烈な場面でした!
やはり一流女優の演技力には文字通り恐ろしいものがありますね……。
忸怩たる思いであります…

ロマンポルノ作品は、露悪的で悪趣味と受け取られても仕方ない場面が散見される作品も多いと思います…(そうした作品ももちろん素晴らしいですが)
しかし本作は非常にモラル的で、一本しっかりと芯が通った作品であったと感じました。事の発端は不良少年たちが起こした強姦事件。最初はこの不良少年に物凄い嫌悪感があるんですよね。悪びれもせず悪徳の限りを尽くすとんでもないやつだ!と思うわけですよ。
しかし作品を見進めていくと、ずる賢く立ち回って、自分の地位を守ろうとする汚い大人たちの姿をまざまざと見せつけられるので、悪役の転化が起こります。権力による暴力で、弱者を食い物にしていく様は非常に恐ろしいのと同時に、実行犯よりもその邪悪さが際立っていくんですよね。
なによりタチが悪いのが、彼らが表面上は立派な大人を装う点。最高責任者の校長は、本当は保身のためにもかかわらず、子どもたちにショックを与えないためと、事件を表沙汰にするのを全力で避けます。毎回「忸怩たる思いであります」とかなんとか言って深刻な顔をして“フリ”だけをする様子は、非常に滑稽で皮肉がきいてました(笑)
物語の後半、不良少年は自らの罪を認めて贖罪を行おうとするのに対して、大人たちの反モラル的行動はより加速していきます。
クライマックス、怒り心頭の不良少年に対して情けなく逃げ出し、挙句の果てには、徒歩で移動する少年を賄賂で手に入れた高級外車で轢き殺すというなんとも皮肉に満ちた結末は、彼らの狡猾さが頂点に達する瞬間でした。
教育という本質を見失った学校という現代でも通ずるテーマから、世の中の普遍的な力関係における理不尽まで語ってみせた本作。単なるエロを全面に押し出した色物映画ではないという、ロマンポルノの底力を痛感した作品でした!
ロマンポルノにいい印象を持っていない人ほど本作はぜひ見てほしいですね!
映画『女教師』みんなの評価
最近は草食男子ブームで日本映画の暴力偏差値は下降気味だが、70年代はかなり高かった。その頃に作られた暴力映画の傑作『女教師』(田中登)が明日、渋谷シネマヴェーラで上映される。『息もできない』とは別の意味で、痛く切なく激しい暴力が泉谷しげるの『春夏秋冬』にのって描かれる。必見!
— アサダアツシ (@slantsense) April 4, 2010
田中登『女教師』('77)。教員が久米明(校長)、穂積隆信(教頭)、砂塚英夫、山田吾一とか、絶対まともな学校じゃないし、教職員組合の蟹江敬三と樹木希林も見たままの意地悪さで主人公・永島暎子さんを絶望の淵に追い込む。やだこんな学校w pic.twitter.com/bQbZS4qD2g
— ochichan (@ochichan) April 28, 2019
『女教師』(田中登)。復讐譚になってからの展開がすごい。この映画あってこそのちの古尾谷の『丑三つの村』はあると実感。
— La_Pirate (@La_Pirate) April 8, 2010
「女教師」(田中登)
超絶大傑作!田中登ベスト3に入る。犯された女教師の不条理劇な前半から一変して、犯してしまった生徒の青春映画に。「人妻集団暴行致死事件」や「丑三つの村」の原型と言えるのではないのかな。クラシック中心の音楽が作品とすごいマッチしている。— まこー (@Makotoucc) January 25, 2015
古尾谷雅人といえば、同じく田中登監督の『丑三つの村』(1983)での鬼畜ぶりが印象に残っているのだけれども、『女教師』でも古尾谷の演技は殺気立っていて素晴らしい。というか後半は濡れ場より殺人シーンの方が目立つのよね。一応ピンク映画なのに…
— JorgeLuisBorangutan (@bigfoot_0202) December 29, 2013
映画『女教師』まとめ
人間ドラマ描写に重きを置き、非常に高いレベルで作られた傑作ロマンポルノ作品です。
中学校を舞台に、レイプ被害にあった女教師と加害者である不良少年、そして事件を隠避しようとする学校の三つ巴で描かれる人間ドラマは、非常にスリリングで、見るものを引込みます。
また、物語後半では、映画全体の構造が入れ替わり、不良少年が主人公の青春映画のような様相を帯びていく展開も、本作の持つメッセージ性を象徴していて面白かったです!
俳優たちの演技も素晴らしく、主要人物から脇役に至るまで、息づいているキャラクターたちが魅力的でした!
ただ本作は人間ドラマに終始しており、非常に引き込ませる物語が展開するので、あまりエロ描写が目立っていなかったという点もあります。
エロを期待する方には物足りないかもしれませんが、骨太な作品であるのは間違いないので、映画ファンならぜひともチェックしていただきたい作品です!

* 紹介した作品の各VODの配信情報は2020年10月のものになります。