『阿部定 〜最後の七日間〜』…昭和史に残る阿部定事件を妖艶&官能的に描き出した映画です。
このページでは『阿部定 〜最後の七日間〜』の無料視聴方法を解り易く紹介しています。
あらすじ・見どころ・感想なども紹介していますので、作品の簡単な概要だけ知る事も出来ます。
目次
映画『阿部定 〜最後の七日間〜』の無料視聴方法
『阿部定 〜最後の七日間〜』を配信しているVODは以下になります。
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映画『阿部定 〜最後の七日間〜』あらすじ

昭和11年。住み込み女中をしていた阿部定が、勤め先の料亭の主人・石田吉蔵を殺害し、さらに局部を切り取る事件が起こる。犯行に関して肯定も否定もしない阿部定の供述にいら立つ刑事・浦川。そして執拗な訊問の末、定は吉蔵の死とその経緯を語り始める。

映画『阿部定 〜最後の七日間〜』基本情報・キャスト
製作:2011年製作・日本・エロ(2011年6月18日公開)R18+
監督:愛染恭子
脚本:福原彰
出演者:麻美ゆま、松田信行、佐々木麻由子、飯島大介、菅田俊、鶴西大空、中谷千絵
映画『阿部定 〜最後の七日間〜』見どころ3選!
歴史的に超有名な阿部定事件を映画化!

愛人男性を殺害して局部を切断するというセンセーショナルな事件ゆえに、これまで何度も映画化されてきた題材ですが、何と言っても本作の魅力は、事件発生までの七日間だけの物語に絞って、愛欲にまみれてひたすら濃厚セックスをしまくる二人を描くことで、その深すぎる愛を表現しようとした点にあるでしょう。
「寝ても覚めても勃ちっぱなしってどんだけ性豪だよ!」と羨ましさ半分呆れ半分で見てましたが、男性なら分かってくれると思いますが勃たなくなったチンコを無理やり勃たせてまでセックスを迫り続ける定の巨大な愛は、ある意味でホラーよりも怖いですね。
殺した夫が見つかるまで不倫相手とセックスしまくる↓

女優・麻美ゆま爆誕!

映画『桜姫』等でこれまでにもフルヌード&大胆な濡れ場を披露してきた麻美ゆまですが、もう本作は時代劇モノAVと言っても過言じゃないほどの身体を張ったセックスシーン&美しい裸体を終始見せつけてくれるので、エロ目的で見ても大満足です!
しかしAVと違って、過激なエロ描写は目的でななく強すぎる愛を表現するための手段であり、何度も繰り返されるセックスシーンそれぞれで異なる定の内面を麻美ゆまは見事に体現しています!そんな彼女はもう“元AV女優”という肩書きを完全に脱却し“女優・麻美ゆま”になったと言っても過言じゃないでしょう!

伝説的ポルノ女優の監督作!

1975年にピンク映画でデビューし、1981年の主演作『白日夢』では本番セックスを披露したという伝説のポルノ女優・愛染恭子の監督作なので、セックスシーンへの躊躇は微塵もありません!
ただし、そこには女性監督らしく見た目のエロさ以上に内面の情念を描こうとする姿勢が垣間見えるため、男を凌駕する力強い女性像が生き生きと再現されているのです。(2010年まで映画やAVに出演してヌードを披露していた愛染恭子から演出されるんだから、きっと麻美ゆまは何を言われても従わざるを得なかったと想像できますね…)
女性監督作の力強い女性像が描かれてる作品↓

映画『阿部定 〜最後の七日間〜』予告編
(40秒予告公式)
映画『阿部定 〜最後の七日間〜』感想
阿部定の重すぎる愛…

これまでに何度も映画化されていることもあって阿部定事件の概要はなんとなく知ってはいたけれど、本作の場合は事件の猟奇性よりも定の愛の強さに重きをおいて作られている印象ですね。定からは女の情念・嫉妬心・独占欲の強さが溢れまくっていて、草食男子系な僕は、とてもじゃないけど付き合えないタイプの女性でした(笑)(すぐに逃げ出したいけど、絶対にどこまでも追いかけてくるよね…)
それにしても窒息プレイって気持ちいいんですかね?「女の人の首を締めるとアソコが締まる」というのは何となくイメージできるけど、男側は窒息することでなんかメリットがあるのかな…って思って調べてみたら、窒息プレイって歴史的にけっこう昔からあるみたいですね、17世紀の文献に記されているらしいです。
「Mな人が死の気配を感じて気持ちよくなる」という精神的なメカニズムで気持ちよくなるのかと思ったら、脳が低酸素になることで半幻覚状態=意識朦朧になって、ある種のドラッグ服用時と同じような中毒性を持った快感が得られるみたいです。でもだからと言ってやっちゃダメですよ!現実的に窒息プレイで死んじゃうケースも多々発生してるので!!
妖気を放つ麻美ゆまの演技力…

いやそれにしても麻美ゆまの憑依型芝居が凄まじかったですね。男性なら分かってくれると思いますが、果てた後って賢者タイムになるじゃないですか。それを定は許してくれないんですよね。また無理やり勃たせて即セックスしようとするだなんて、死んだ後でチンコを切り取って持ち歩く以上に狂気じみてると思うんですけど!(そんな状況で勃起する吉蔵の精力も相当ですが…)
麻美ゆまのHカップ爆乳&美乳を堪能して羨ましいと思うのも最初だけで、愛の狂気に取り憑かれた後半のセックスシーンはぶっちゃけホラーです!劇中の吉蔵が「いっそ殺してくれ」的な台詞を吐きますが、死んで楽になりたいと思ってしまう気持ちも理解できますね。
Hカップ松川千紘の濡れ場↓

映画『阿部定 〜最後の七日間〜』まとめ

『阿部定 〜最後の七日間〜』は阿部定事件を愛欲まみれに描いた官能映画です。女性が男性器を切り取る事件って現実的に何度か発生してますが、その元祖が阿部定です!(阿部定は死後に性器を切り取っているけど、現実では生きていながら切断されるケースも多々あるようで、男としては想像するだけで恐怖ですよね)
ただし、阿部定は恋愛関係のもつれによる嫉妬や怨みなどから猟奇的に男性器切断を行なったわけではなく、相手への純粋な愛ゆえの執着心から愛の象徴として男性器切断へと至ったのです。
とは言え、男目線で見れば定の一途で重たすぎる愛情は完全にホラーの域に入っているので、ラブストーリーとホラーを同時に楽しみたい人にこそオススメの一作です!
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* 紹介した作品の各VODの配信情報は2025年2月のものになります。